医師募集
Date: 2017-05-26 (Fri)
パート医師募集中 高給優遇 委細面談

  看護師募集しています。
Date: 2013-06-17 (Mon)
看護師募集中です。当クリニックに興味を持たれた人、電話お待ちしています。

  TIAから脳梗塞へのリスク評価
Date: 2013-02-23 (Sat)
TIAから脳梗塞へのリスク評価、ABCD2スコア
  
一過性脳虚血発作(TIA)は、「脳の虚血により生じた局所神経症候が24時間以内に完全に消失する」と定義され、脳梗塞発症の前駆症状として認識されている。
TIAは発症から2日以内に脳梗塞へ移行するリスクが高く、早期診断と早期治療介入が重要である。そこでTIA患者のリスクを評価し、入院加療の必要性を決定し、ハイリスク群には的確な治療を選択する必要性から、ABCD2スコアが広く用いられている。

ABCD2スコア
Risk factor Value Point
A:Age(年齢) ≧60歳 1点
B:Blood pressure(血圧) 収縮期140mmHg以上
And/or拡張期90mmHg以上 1点
C:Clinical feature
  (臨床症状) 半身麻痺2点
麻痺のない言語障害 1点
D:Duration
  (症状持続時間) 10〜59分
≧60分 1点
2点
D2:Diabetes(糖尿病) あり 1点
最高得点 7点

上記ABCD2;スコアは5項目で最低0点、最高7点で評価される。TIA発症後2日以内の脳梗塞発症率は0〜3点で1.0%、4〜5点で4.1%、6〜7点で8.1%であり、点数が高いほど、脳梗塞発症リスクが高い。さらに、ABCD2;スコアの点数が高いほど、TIA発症後2日、7日、30日、90日以内の脳梗塞発症リスクも高くなり、2日以内のみならず90日以内のリスク評価にも有効であることが示されている。
このようにTIA診療において、ABCD2;スコアによるリスク評価をおこない速やかに診断と治療を開始することが、脳梗塞発症を未然に防ぐうえで重要である。

当院ではMRIの検査を行っています。早期発見・早期治療に向けて気になる症状のある方、頭痛でお困りの方、お気軽にご相談ください。
お電話でのご予約を承っております。

  喫煙は女性の寿命を10年縮める 
Date: 2013-01-29 (Tue)
喫煙は女性の寿命を10年縮める 

●40歳前の禁煙で死亡リスクを90%超回避可
英国の女性における喫煙の害と禁煙がもたらす便益に関して、過去最大規模の研究が行われた。女性喫煙者は寿命が10年以上短くなるが、40歳以前できればもっと若いうちに禁煙すれば、喫煙継続による死亡リスクの増加を90%超回避でき、30歳以前に禁煙すれば97%超回避できると発表された。
一方、40歳まで喫煙を続けた者では死亡リスクの増加がさらに数十年にわたって残り、40歳以降も喫煙を続けた者ではリスクが10倍高かった。

●過小評価していた女性への影響
欧米では若年女性の喫煙は1960年代にピークを迎え、男性より数十年遅れていた。
そのため、これまでの研究では女性の死亡率に対する喫煙の最終的な影響が過小評価されていた。女性が男性のように喫煙すれば男性と同じように死亡するが、男女とも中年期以前に禁煙すれば寿命が平均で10年取り戻せる。


当院では禁煙治療も行っています。お気軽にご相談下さい。
お電話にてご予約も承っています。

  日本国内の院外心停止患者生存率が5年で2倍に
Date: 2012-12-25 (Tue)
●生存率1.2倍/年ずつ増加
2005〜09年に救急蘇生が試みられ、目撃者がいた院外心停止全例を対象に、社会復帰可能な状態での1カ月生存率を前向きに解析した。さらに、年齢および心停止の原因による生存率の違いも検討した。その結果、社会復帰可能な状態での1カ月生存率はこの5年間で3.3%だった。経年的にみると、2005年の2.1%から1.21倍/年ずつ増加し、2009年には4.3%と、5年間で約2倍に増加した。
また、心室細動(VF)患者では、社会復帰可能な状態での1カ月生存率が2005年の9.8%から1.28倍/年ずつ増加し、2009年には20.6%となった。市民もしくは救急隊により電気ショックが実施されれば、5人に1人が社会復帰できる時代になっていることがわかった。

●予後不良な幼児と超高齢者が問題
心原性、非心原性に分け、年齢群別で経年的に分析したところ、共に1歳〜4歳および90歳以上で改善が見られず、非心原性の方が予後不良であった。院外心停止発生率は心原性・非心原性にかかわらず増加傾向であるが、年齢別にみると、共に若年者や成人ではほとんど変化がないのに対して、80歳以上の高齢者で優位な増加が認められた。増加の要因は65歳以上の高齢者人口(約300万人)の影響が大きいと推測された。

以上のデータを踏まえ、社会復帰可能な状態での1カ月生存率が2倍に増加した要因は、目撃者によるCPR及び公共のAED使用が増加したためと考えられる。ただ、生存率は今なお低いのは、目撃者がいたCPRの実施が約50%、公共のAED使用は1%に過ぎなかったためである。また、消防への119番通報から接触、病院到着までの時間が延長していた。いわゆる“患者のたらい回し”の影響のひとつと推察される。より簡便な胸骨圧迫のみによるCPRを推奨し、公共で最適な場所へのAED設置を推進していくとともに、小児については、目撃者によるCPRを確実に実施したうえで、速やかに病院に搬送し、高度な救命措置を実施することが重要だろうと考えられている。


    ※CPR・・・心肺蘇生法
    ※AED・・・自動体外式除細動器

- SunBoard - login -